コク深く、余韻を楽しむ“大人の一杯”を選ぶ|深入りブレンドコーヒーの世界

コク深く、余韻を楽しむ“大人の一杯”を選ぶ|深入りブレンドコーヒーの世界

「深煎りコーヒーは苦いだけ」――そんな印象を持っていませんか?
実は、丁寧に焙煎されたブレンドの深煎りは、単なる苦味では終わりません。黒蜜のような甘み、ビターチョコを思わせる厚み、微かにスモーキーな余韻。
それはまるで、シガーやシングルモルトのように“嗜む”ための一杯。

この記事では、味わいの設計がされたブレンド深煎りの魅力と選び方、そしてプロが認めるおすすめ銘柄を紹介します。


ブレンドコーヒーとは?

「ブレンドコーヒー」とは、複数の産地の豆を組み合わせ、味のバランスや奥行きを調整したコーヒーです。
それぞれの豆の個性を引き立てながら、調和のとれた“設計された美味しさ”を提供できるのが魅力。

とくに深煎りとの相性が良いのは、ブラジルやインドネシアなど、コクとボディのある豆。焙煎によってそれぞれの個性を「融合」し、「重奏」させる技術が求められます。


深煎りの魅力と飲み方の自由さ

深煎りとは、豆の芯までしっかり火を通した焙煎度。フルシティ〜フレンチローストに分類されるこの領域は、苦味が主軸となり、酸味はほぼ感じられません。

そのため、

  • ミルクとの相性が良い

  • 冷やしても香りが立つ

  • カフェイン感が穏やかに

など、飲むシーンの自由度が高いのも特徴です。
夜、照明を落としながらゆっくりとシガーを楽しむように――そんな“大人の嗜み”として深煎りを選ぶ人が増えています。


深煎りブレンドの選び方

①焙煎方法を見る

深煎りは“焼き過ぎ”と紙一重。その境界線を超えずに仕上げるには、焙煎機の性能と焙煎士の腕がすべて。

たとえばNOVOLDでは、
ヴィンテージの直火式プロバットUG22(1950年代製)
最新の熱風式ロースターLoring S35 Kestrel

という2台の名機を使い分けています。前者は“遠赤外線”による重厚な香ばしさ、後者は“空気による熱”で雑味のない輪郭を作ります。

この2つの焙煎プロファイルを融合させたブレンドは、他にない“甘く、深く、切れのある”味わいを生み出します。

②味のイメージで選ぶ

深煎りと一口に言っても、香味はさまざまです。

フレーバー

印象

向いている時間帯

ビターチョコ・黒糖

コク深くまろやか

午後の読書タイム

スモーキー・ウッディ

大人びた余韻

夜のくつろぎ時間

ローストナッツ

香ばしく軽快

朝のミルクブレンド

気分に応じて「今日はどんな味を愛でようか」と選ぶのも、深煎りブレンドの楽しみ方の一つです。


プロが選ぶおすすめ深煎りブレンド

comming soon

深煎りをもっと楽しむための抽出法

  • ネルドリップ:オイル感が活きて甘みを引き立てる

  • フレンチプレス:豆本来の風味を余すことなく抽出

  • エスプレッソ:ミルクや砂糖を加えてデザートのように

特にNOVOLDのような“遠赤外線焙煎”は、湯温や抽出時間によって香味の表情が変わるため、何通りもの味わいが楽しめます。

まとめ|深煎りブレンドは“愛でる”時代へ

深煎りブレンドは、ただ苦い飲み物ではありません。
それは五感で味わう嗜好品であり、自分の時間を丁寧に過ごすための一杯です。

お気に入りのブレンドに出会えれば、毎日のコーヒーが「儀式」になります。
NOVOLDのように、焙煎に美意識を注ぎ込んだ一杯とともに、豊かな日常を始めてみませんか。

 

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