【イタリア流】マキネッタで淹れる「モカ」が最高に美味しい理由。道具の使い方と豆選び
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イタリアの家庭には必ずと言っていいほど置いてある、無骨で愛らしいアルミ製のポット。それが「マキネッタ(ビアレッティ)」です。
直火にかけるだけで、部屋中に香ばしい匂いが漂い、コポコポという音と共に濃厚なコーヒーが出来上がる。そんな朝の風景は、まさにイタリア文化そのものです。
今回は、高級コーヒー豆通販サイト「NOVOLD COFFEE ROASTERS」が、マキネッタで淹れる「モカ」という特別なコーヒーの魅力と、最高に美味しく淹れるための秘訣をご紹介します。
なぜマキネッタなのか?
「お店で飲むエスプレッソと同じものが作れるの?」と聞かれることがありますが、厳密には違います。
エスプレッソマシンが9気圧という強い圧力をかけるのに対し、マキネッタは約2気圧。この絶妙な圧力差が、エスプレッソでもドリップでもない、「モカ」と呼ばれる独自のジャンルを生み出します。
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パンチのあるコクと甘み:ドリップでは出せない濃厚なコクと、コーヒーオイル由来のとろっとした質感を楽しめます。
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ミルクとの相性が最強:味が濃いので、たっぷりのミルクと合わせてもコーヒーの風味が負けません。お家でカフェラテやカプチーノを楽しむなら、マキネッタが最適解と言えるでしょう。
【実践】美味しく淹れるための3つの鉄則

マキネッタは構造がシンプルだからこそ、ちょっとしたコツで味が激変します。
失敗しないための3つのポイントを押さえましょう。
① 挽き目は「細挽き」一択
「エスプレッソ用だから」と極細挽き(パウダー状)の粉を使うのはNGです。フィルターが目詰まりし、抽出されなかったり、過度な圧力がかかって危険な場合があります。
ザラメ糖より細かく、小麦粉よりは粗い「細挽き」を選んでください。NOVOLDで豆をご注文の際は、挽き目の指定をお忘れなく。
② 水の量は「安全弁の下」
タンク内の突起(安全弁)は、圧力を逃がすための重要なパーツです。
水はこの安全弁の下まで入れるのが鉄則。多すぎると安全弁が機能しなかったり、味が薄くなる原因になります。
③ 火加減は「弱火」で「早めに止める」
最も重要なのが火加減です。
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弱火厳守:炎が底からはみ出さない程度の弱火にかけます。強火は取っ手を溶かすだけでなく、コーヒーを焦がしてしまいます。
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音を聞き逃さない:抽出の最後、「コポコポ」という音がし始めたら、それは「もうお湯がなくなりますよ」の合図。音がしたらすぐに火を止めてください。
あとは余熱で十分抽出できます。最後まで火にかけ続けると、煮詰まって雑味やエグみが出てしまうので注意しましょう。
NOVOLD流:豆の焙煎度で楽しむマキネッタ

「マキネッタ=深煎り」というイメージが強いですが、実は豆の選び方次第で全く違う表情を見せてくれます。
王道を楽しむなら:深煎り
イタリア流のガツンとした苦味とコクを楽しみたいなら、深煎りの豆がおすすめ。
砂糖をたっぷり入れて、スプーンでかき混ぜずに飲み干し、最後に底に残った「コーヒー砂糖」を食べるのが本場の楽しみ方です。
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おすすめの豆:[インドネシア マンデリン エスペシャル]
新しい扉を開くなら:浅煎り
NOVOLDが提案したいのが、フルーティな浅煎り豆を使ったマキネッタ。
圧力をかけて成分を凝縮させることで、酸味が「すっぱさ」ではなく、まるで「濃厚なフルーツソース」のようなジューシーな甘みに変化します。これはドリップでは体験できない驚きの味です。
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おすすめの豆:[ブラジル フルッタ]、[エチオピア イルガチェフェ アリーチャ]
お手入れと「育てる」楽しみ

マキネッタのお手入れには、イタリアならではの流儀があります。それは「洗剤を使わず、水洗いのみ」ということ。
使い込むほどにコーヒーの油分が器具に馴染み、被膜となって金属臭を防ぎ、その家ごとの味(家庭の味)を作り上げていくと言われています。
最初は金属の匂いが気になるかもしれませんが、何度も淹れて「育てる」過程も楽しんでみてください。
まとめ

朝の目覚めに、濃厚な「モカ」を一杯。
マキネッタは、単なる抽出器具ではなく、日々の生活にリズムと豊かさを与えてくれる相棒です。
NOVOLDの個性豊かな豆たちと一緒に、イタリアの風を感じてみてはいかがでしょうか。



