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コラム
【プロが断言】家庭用電動ミルの正解はこれ。カリタとハリオで選ぶ、劇的に味が変わるおすすめ3選
「おうちコーヒーの味を劇的に美味しくしたいなら、まずはミル(グラインダー)を変えること」 これは、多くのバリスタが口を揃えて言うアドバイスです。 手挽きミルの「ゴリゴリ」という時間も風情があり素敵ですが、毎朝のこととなると大変な作業ではないでしょうか。そこで検討したいのが「電動ミル」。しかし、単に楽をするための道具ではありません。実は、高性能な電動ミルこそが、コーヒー豆本来の甘みや香りを引き出す「最短の近道」なのです。 今回は、創業90年を超えるロースターの視点で、NOVOLDのようなスペシャルティコーヒーを楽しむために最適な、カリタとハリオの家庭用電動ミルを厳選してご紹介します。 なぜ、電動ミルで味が変わるのか? 美味しいコーヒーを淹れるための最大の敵、それは「粒の不揃い」です。 粉の大きさがバラバラだと、細かい粉からは苦味が、大きい粉からは薄い味が出てしまい、全体として雑味のあるぼやけた味になってしまいます。 安価なミキサータイプ(プロペラ式)は豆を「叩き割る」ため粒が揃いにくいのですが、今回ご紹介する高性能なミルは豆を鋭利な刃で「切り刻む(カットする)」、または「すり潰す」構造になっています。 これにより、驚くほど均一な粉に仕上がり、お湯を注いだときの成分抽出がスムーズになるため、プロが淹れたようなクリアな味わいが実現するのです。 日本の家庭用ミルの「王道」にして「最高峰」 世界中に多くのメーカーがありますが、日本の家庭で使うなら、修理対応や替刃の入手しやすさを含めて国内メーカーの2強である「Kalita(カリタ)」と「HARIO(ハリオ)」が間違いのない選択肢と言えるでしょう。 ① Kalita(カリタ)ナイスカットG 「日本の家庭用ミルの代名詞」とも呼べるロングセラーモデル。カフェや喫茶店のカウンターで見たことがある方も多いのではないでしょうか。 業務用ミルの刃をそのまま小型化したような鋭い切れ味が特徴で、豆への摩擦熱を抑えつつ、均一に挽くことができます。レトロで無骨なデザインはインテリアとしても優秀で、所有欲を満たしてくれる一台です。 商品ページ:Kalita ナイスカットG プレミアムブラウン/ケスウィックグリーン(※メーカー公式) ② Kalita(カリタ)ネクストG2 ナイスカットGの性能をさらに進化させた、家庭用ミルのハイエンドモデル。 最大の特徴は「静電気除去装置」を搭載していること。電動ミルの悩みである「粉の飛び散り」や「排出口への付着」を劇的に解消しており、朝の忙しい時間でも掃除のストレスがありません。 また、回転数をあえて低くすることで静音性を高めており、セラミック製の刃は風味を損なわない設計になっています。「予算が許すなら、これを選べば間違いない」と言える最高傑作です。 商品ページ:Kalita NEXT G2(ネクストG2)(※メーカー公式) ③ HARIO(ハリオ)V60...
【イタリア流】マキネッタで淹れる「モカ」が最高に美味しい理由。道具の使い方と豆選び
イタリアの家庭には必ずと言っていいほど置いてある、無骨で愛らしいアルミ製のポット。それが「マキネッタ(ビアレッティ)」です。 直火にかけるだけで、部屋中に香ばしい匂いが漂い、コポコポという音と共に濃厚なコーヒーが出来上がる。そんな朝の風景は、まさにイタリア文化そのものです。 今回は、高級コーヒー豆通販サイト「NOVOLD COFFEE ROASTERS」が、マキネッタで淹れる「モカ」という特別なコーヒーの魅力と、最高に美味しく淹れるための秘訣をご紹介します。 なぜマキネッタなのか? 「お店で飲むエスプレッソと同じものが作れるの?」と聞かれることがありますが、厳密には違います。 エスプレッソマシンが9気圧という強い圧力をかけるのに対し、マキネッタは約2気圧。この絶妙な圧力差が、エスプレッソでもドリップでもない、「モカ」と呼ばれる独自のジャンルを生み出します。 パンチのあるコクと甘み:ドリップでは出せない濃厚なコクと、コーヒーオイル由来のとろっとした質感を楽しめます。 ミルクとの相性が最強:味が濃いので、たっぷりのミルクと合わせてもコーヒーの風味が負けません。お家でカフェラテやカプチーノを楽しむなら、マキネッタが最適解と言えるでしょう。 【実践】美味しく淹れるための3つの鉄則 マキネッタは構造がシンプルだからこそ、ちょっとしたコツで味が激変します。 失敗しないための3つのポイントを押さえましょう。 ① 挽き目は「細挽き」一択 「エスプレッソ用だから」と極細挽き(パウダー状)の粉を使うのはNGです。フィルターが目詰まりし、抽出されなかったり、過度な圧力がかかって危険な場合があります。 ザラメ糖より細かく、小麦粉よりは粗い「細挽き」を選んでください。NOVOLDで豆をご注文の際は、挽き目の指定をお忘れなく。 ② 水の量は「安全弁の下」 タンク内の突起(安全弁)は、圧力を逃がすための重要なパーツです。 水はこの安全弁の下まで入れるのが鉄則。多すぎると安全弁が機能しなかったり、味が薄くなる原因になります。 ③ 火加減は「弱火」で「早めに止める」 最も重要なのが火加減です。 弱火厳守:炎が底からはみ出さない程度の弱火にかけます。強火は取っ手を溶かすだけでなく、コーヒーを焦がしてしまいます。 音を聞き逃さない:抽出の最後、「コポコポ」という音がし始めたら、それは「もうお湯がなくなりますよ」の合図。音がしたらすぐに火を止めてください。あとは余熱で十分抽出できます。最後まで火にかけ続けると、煮詰まって雑味やエグみが出てしまうので注意しましょう。 NOVOLD流:豆の焙煎度で楽しむマキネッタ...
【ロースター解説】サイフォンコーヒーの仕組みとは?「理科の実験」が生み出す極上の香り
喫茶店のカウンターで、フラスコの中のお湯が沸き上がり、粉と混ざり合って再び戻ってくる……。まるで理科の実験のような美しい抽出風景を見たことはありませんか? あれが「サイフォン」です。 一見難しそうに見えますが、実はハンドドリップよりも味がブレにくく、「高級な豆の香りを最も引き出せる」抽出方法の一つなのです。 今回は、創業90年の歴史を持つNOVOLD COFFEE ROASTERSが、そのドラマチックな抽出の裏側にある「仕組み」と、なぜそれで美味しくなるのかを解説します。 サイフォンの仕組み:なぜお湯が上下するのか? サイフォン最大の特徴である「お湯の移動」は、実はとてもシンプルな空気の膨張と収縮の力を使っています。 加熱と上昇(空気の膨張)下のフラスコに入ったお湯を加熱すると、内部の空気が温められて膨張します。膨らんだ空気に押し出されるようにして、お湯が管を通って上のロートへと上がっていきます。 抽出(浸漬)上がりきったお湯は、ロートの中でコーヒー粉と混ざり合います。ここで一定時間、お湯と粉を漬け込むことで成分を抽出します。 濾過と下降(空気の収縮)加熱を止めると、下のフラスコの空気が冷えて収縮します(元に戻ろうとします)。すると真空状態のような吸引力が生まれ、上にあるコーヒー液がフィルターで濾過されながら、一気に下のフラスコへと吸い戻されます。 ハンドドリップとはここが違う!「味」の決定的な差 この仕組みが、コーヒーの味にどのような魔法をかけるのでしょうか。 ① 香りが爆発する「高温抽出」 ハンドドリップでは90℃前後のお湯を使いますが、サイフォンは沸騰したお湯が上がるため、抽出温度が非常に高くなります。 高温のお湯は香りの成分(アロマ)を気化させる力が強いため、出来上がったコーヒーからは、部屋中に広がるほどの強烈で華やかな香りが立ち上ります。 ② 豆の個性を出し切る「浸漬(しんし)法」 ハンドドリップは「透過式」といって、お湯が粉を通過する一瞬で成分を抜き取ります。 対してサイフォンは、お湯の中に粉をしっかり漬け込む「浸漬式」。フレンチプレスと同じ原理で、豆の成分を余すことなくお湯に移すことができます。テクニックによる味の差が出にくく、「誰でも同じ味が再現できる」のも大きなメリットです。 ③ ネルフィルターが生む「極上の口当たり」 サイフォンの多くは布(ネル)のフィルターを使用します。 ペーパーよりも目が粗いため、コーヒーオイル(旨味を含んだ油分)を適度に通し、驚くほどまろやかで滑らかな口当たりに仕上がります。 サイフォンの仕組みが引き出すNOVOLD豆のポテンシャル この「高温・浸漬・ネル」というサイフォンの特徴は、NOVOLDのコーヒー豆と相性抜群です。 特に、当店の最新鋭焙煎機「Loring(ローリング)」で焼かれた豆は、芯まで均一に火が通っているため、高温で抽出しても焦げ臭さや嫌な雑味が出ません。 サイフォンの強い抽出力が、Loring焙煎特有の「雑味のないクリーンな甘み」と「鮮烈なアロマ」を極限まで引き出してくれます。 サイフォンで飲んでほしいおすすめ銘柄...
【プロ直伝】フレンチプレスの使い方は実は簡単。「待つだけ」で高級豆の味を極める方法
「美味しいコーヒーを淹れたいけれど、ハンドドリップは技術が必要そうでハードルが高い」 そんな風に思っていませんか。実は、テクニック不要で誰でも安定してプロの味を再現できる器具があります。それが「フレンチプレス」です。日本では紅茶用のイメージが強いかもしれませんが、世界的にはコーヒー抽出のスタンダードな道具として愛されています。 今回は、高級コーヒー豆通販サイト「NOVOLD COFFEE ROASTERS」が、フレンチプレスを使った「最も簡単で、最も豆の個性を楽しめる」淹れ方を伝授しましょう。 なぜプロはフレンチプレスを勧めるのか? フレンチプレスの最大の特徴は、金属フィルターを使用するため「コーヒーオイル(豆の油分)」まで丸ごと抽出できる点にあります。ペーパーフィルターでは紙に吸着されてしまうこのオイルにこそ、コーヒーの豊かな香りや甘みが詰まっているのです。 また、抽出手順がシンプルで、お湯を注いで待つだけ。「お湯を注ぐスピード」や「注ぐ位置」といった技術による味ブレがほとんどありません。つまり、豆のポテンシャルが高ければ高いほど、その恩恵をダイレクトに受け取れる抽出方法と言えるでしょう。 準備するもの:ポイントは「粗挽き」 道具はシンプルです。美味しい一杯のために、これだけは揃えてください。 フレンチプレス本体350mlサイズ(約2杯分)が一般的で使いやすいでしょう。 コーヒー豆(重要:粗挽き)ここが最大のポイントです。フレンチプレスは長時間お湯に浸すため、細かく挽きすぎると雑味が出たり、粉っぽくなったりします。「ザラメ糖」くらいの粗挽き(あらびき)を用意してください。 お湯沸騰させたお湯を用意します。 スケール(はかり)とタイマースマホのタイマー機能で十分です。 【実践】失敗しない3ステップ(黄金比レシピ) プロが推奨する失敗の少ない「黄金比率」は、コーヒー粉 1 : お湯 15〜16 です。 今回は作りやすい分量として、豆18gに対してお湯300mlのレシピをご紹介します。 ステップ1:豆を入れてお湯を注ぐ フレンチプレスに粗挽きのコーヒー粉(18g)を入れます。 タイマーをスタートさせ、お湯(300ml)を注ぎ入れましょう。 コツ:最初は粉全体が湿る程度にお湯を注ぎ、30秒ほど「蒸らし」の時間を取ると、ガスが抜けてより成分が出やすくなります。その後、残りのお湯を規定量まで注ぎ切ってください。 ポイント:注ぎ終わったら、スプーンなどで軽く数回かき混ぜ、粉とお湯を馴染ませます。 ステップ2:蓋をして「4分」待つ プランジャー(押し込む棒)を上げた状態で蓋をします。このまま4分間待ちましょう。 この「待つ時間」こそが、お湯が豆の芯まで浸透し、旨味をじっくりと引き出す魔法の時間です。ハンドドリップのように付きっきりになる必要はありません。...
【プロが厳選】ハンドドリップ道具のおすすめ|カリタとハリオで始める至福のコーヒーライフ
自宅でハンドドリップコーヒーを淹れる時間は、単なる水分補給ではなく、心を豊かにする特別なひとときではないでしょうか。お湯を注いだ瞬間に立ち上る香り、ポタポタと落ちるコーヒーの音。五感で楽しむ体験こそがハンドドリップの醍醐味と言えます。 しかし、いざ道具を揃えようとすると「種類が多すぎて何を選べばいいかわからない」という悩みを持つ方も少なくありません。そこで本記事では、日本のコーヒーシーンを牽引する2大ブランド「Kalita(カリタ)」と「HARIO(ハリオ)」に焦点を当て、プロの視点で厳選したおすすめ道具をご紹介します。創業90年を超える徳島ブラジルコーヒが展開する「NOVOLD COFFEE ROASTERS」が、あなたのコーヒーライフをワンランクアップさせる道具選びをサポートしましょう。 まずはここから!ハンドドリップに必要な「基本の4神器」 ハンドドリップを始めるために、最低限揃えておきたいアイテムは以下の4つです。 ドリッパーコーヒーの味わいを決定づけるフィルターをセットする台座。形状や穴の数で味が大きく変わります。 サーバー抽出したコーヒーを受け止める容器。抽出量が一目でわかる目盛りがついているものが便利です。 ドリップケトル(ポット)注ぐお湯の量や太さをコントロールするために必須のアイテム。細口タイプを選びましょう。 コーヒーミル(グラインダー)淹れる直前に豆を挽くことが、香りを引き出す最大の秘訣。粉の状態よりも格段に風味が長持ちします。 「カリタ」と「ハリオ」どっちを選ぶ?味と特徴の違い 日本が誇る2大メーカーですが、その設計思想と生み出す味わいは対照的です。自分の好みに合わせてブランドを選んでみてはいかがでしょうか。 伝統と安定の「Kalita(カリタ)」 特徴:台形型、三つ穴構造。 味わい:お湯が留まる時間が比較的長く、しっかりとしたコクや苦味が出やすい傾向にあります。 おすすめな人:昔ながらの喫茶店の味が好きな方、重厚なボディ感を好む方、ハンドドリップ初心者でも味ブレを少なくしたい方。 革新と自由の「HARIO(ハリオ)」 特徴:円錐型、一つ大きな穴、スパイラルリブ。 味わい:注ぐスピードで味が変化。素早く注げばスッキリと、ゆっくり注げばコク深く。豆の個性をダイレクトに表現します。 おすすめな人:サードウェーブ系の酸味がきれいなコーヒーが好きな方、淹れ方による味の変化を楽しみたい探究心のある方。 初心者にもおすすめ!HARIO(ハリオ)の選抜アイテム 3選 世界中のバリスタに愛されるハリオから、NOVOLDが自信を持っておすすめするアイテムをピックアップしました。 ① V60透過ドリッパー 02(クリア/セラミック) 世界標準とも言える円錐型ドリッパーの名作。内側の「スパイラルリブ」がペーパーとドリッパーの間に空気の通り道を作り、スムーズな抽出を実現します。まずは軽くて扱いやすい樹脂製のクリアタイプから試すのも良いですし、保温性に優れた有田焼のセラミックタイプも一生モノとして使えるでしょう。 参考商品:[HARIO V60透過ドリッパー...
コーヒー抽出のコツ|豆を“愛でる”ための温度と時間の哲学
コーヒーはただの飲み物ではありません。 それは、香りと温度、そして時間を“愛でる”嗜好品。 特に抽出の過程は、焙煎士が込めた情熱をあなたのカップに映し出す最終工程です。 ここでは、NOVOLDが誇る個性豊かなコーヒー豆を、もっとも美しく引き出す抽出のコツをご紹介します。 一杯の味わいを決める三要素 ― 温度・時間・量 お湯の温度が1℃違えば、コーヒーの印象は大きく変わります。 温度が高すぎると苦味が強まり、低すぎると酸が残る。 理想は「豆の焙煎度と個性」に合わせて温度を微調整すること。 抽出時間は、濃度を決める要素ではなく“香味のバランス”を調整するものです。 早すぎると軽く、長すぎると渋くなる。 その中間にこそ、甘味・酸味・苦味が調和した理想のラインが生まれます。 粉の量は「濃さ」ではなく“香りの密度”を左右します。 10gで軽やかに、12gで深みを。少しの違いが印象を変える—— まるで時計の精密なムーブメントを調整するように、細部が味わいを決定づけます。 焙煎の個性を引き出す抽出法 ── 豆の個性に“寄り添う”温度と時間 NOVOLDのコーヒーは、焙煎機の性能だけでなく、豆そのものが主役です。 それぞれの豆が持つ香りと質感を最大限に引き出すには、温度と時間を“調律”するような抽出が欠かせません。 ここでは、ラインナップごとに最適なアプローチを紹介します。 ブラジル 山口農園|やわらかな甘味を包み込む抽出 キャラメルやナッツのような穏やかな甘味を持つ、トラディショナルな一杯。 お湯は 88〜90℃、低めに設定し、雑味を抑えながらじっくりと抽出します。 蒸らしは30秒ほど、時間をかけて豆がふわりと膨らむのを待ちましょう。 最後の一滴まで静かに落とすと、ブルボン種らしい丸みとコクが際立ちます。 深煎りの香ばしさと、やさしい甘味のバランスが心地よく広がるでしょう。...