「友人に勧められてスペシャルティコーヒーを買ってみたけれど、正直、美味しいと思えなかった」。その落胆、よくわかります。期待が大きかっただけに、味が期待に応えなかったときのがっかり感は相当なもの。でも、それだけでスペシャルティコーヒーを見限ってしまうのは、少しもったいない。「まずい」と感じた原因を一緒に探ってみませんか。
高いお金を出したのに美味しくない… その落胆は正当です
まず伝えたいのは、「高いお金を出したのに美味しくなかった」と感じる気持ちは、まったく正当だということ。スペシャルティコーヒーは一般的なコーヒーより高価です。それだけの対価を払ったのに満足できなかったなら、不満を覚えるのは当然のこと。
しかし、その「まずさ」の原因がスペシャルティコーヒーそのものにあるとは限りません。実は、豆の鮮度、淹れ方、好みとのマッチングという3つの要因のどこかに問題が潜んでいた可能性が高いのです。原因を特定して対処すれば、まったく異なる体験が待っているかもしれません。
原因1|鮮度の問題(焙煎からの日数)

スペシャルティコーヒーの繊細なフレーバーは、鮮度に大きく依存します。焙煎から時間が経った豆では、フルーティーな酸味が不快な酸っぱさに変わり、華やかな香りが薄れ、渋みや雑味が目立つようになる。つまり、鮮度が落ちた状態のスペシャルティコーヒーは、本来の実力を発揮できないのです。
通販で購入した場合、焙煎日と手元に届く日の間にどれだけの日数が経っているかを確認してみてください。焙煎日が明記されていない豆は、いつ焙煎されたかわからないリスクがあります。理想的には焙煎から2週間以内、遅くとも1ヶ月以内の豆を使いたいところです。
また、開封後の保存方法も重要。密閉容器に入れず、常温で放置してしまうと酸化が加速します。購入後は密閉容器に移し替え、冷暗所で保管する習慣をつけましょう。
原因2|淹れ方の問題(湯温・挽き具合・時間)

「美味しい豆=美味しいコーヒー」ではありません。淹れ方が適切でなければ、どんなに良い豆でも味を損なってしまいます。
湯温のミスマッチ
深煎りの豆に沸騰直後の熱湯を注いでしまうと、苦味が過剰に出て不快な味に。逆に、浅煎りの豆にぬるめのお湯を使うと、酸味だけが際立って薄い印象になることがあります。深煎りなら82〜87℃、浅煎りなら88〜93℃が目安です。
挽き具合の問題
ドリップ用の豆をエスプレッソ用の極細挽きにしてしまうと過抽出に、逆にフレンチプレス用の粗挽きにしてしまうと未抽出に。抽出器具に合った挽き具合を選ぶことが大切です。
浅煎りと深煎りの淹れ方の違い
特に注意したいのが、浅煎りの豆を深煎りと同じ条件で淹れてしまうケース。浅煎りは成分が溶け出しにくいため、やや高めの湯温で丁寧に抽出する必要があります。深煎りと同じ感覚で手早く淹れると、酸味だけが強調された薄い味になりがちです。
原因3|好みとのミスマッチ

最も見落とされがちな原因がこれ。そのコーヒーが「まずい」のではなく、「あなたの好みと合っていなかった」だけという可能性です。
たとえば、長年深煎りの苦味のあるコーヒーを飲み慣れている方が、いきなり浅煎りのフルーティーなエチオピア産を飲んだとしたら。「これはコーヒーじゃない」と感じても不思議ではありません。逆に、浅煎りのフルーティーさが好きな方にとって、マンデリンのアーシーな風味は「土臭い」と感じるかもしれません。
どちらも高品質なスペシャルティコーヒーですが、味の方向性がまるで異なる。好みに合わない銘柄にたまたま出会ってしまっただけで、スペシャルティコーヒー全体を「まずい」と判断するのは早計です。
NCRで「美味しいスペシャルティ」に出会い直す

「まずい」と感じた体験をリセットし、スペシャルティコーヒーの本当の実力に出会い直す。NOVOLD COFFEE ROASTERSには、そのための条件が揃っています。
鮮度 — 工場直送
焙煎工場から直接お届けするため、最も風味豊かな状態の豆が手元に届きます。昭和7年創業の老舗が93年間磨き上げてきた品質管理のもと、鮮度に妥協はありません。
焙煎品質 — 二刀流の焙煎機
1971年製 Probat UG22n の鋳鉄ドラム焙煎と、四国唯一の Loring S35 Kestrel のクリーン焙煎。生焼けなし、焦げなし、煙の付着なし。プロの飲食店200店以上から支持される焙煎品質が、渋みや雑味のないクリーンカップを保証します。
味覚チャートによる好みマッチング
NOVOLD COFFEE ROASTERSの各銘柄には、甘味・香り・コク・酸味・苦味の5段階チャートが明記されています。苦味が好きならマンデリン エスペシャル(苦味3・コク4)。甘みが好きならブラジル山口農園(甘味4)。フルーティーさを求めるならエチオピア アリーチャ村(酸味4・香り4)。
このチャートを手がかりに、自分の好みに合った銘柄を選ぶことで、「好みとのミスマッチ」を最小化できます。「前回はたまたま合わなかっただけ」。そう思えるような出会いが、きっと待っています。
よくある質問

浅煎りが苦手でもスペシャルティコーヒーは楽しめますか?
もちろん楽しめます。スペシャルティコーヒーは浅煎り限定ではありません。マンデリン エスペシャルのような深煎り向きの銘柄や、ブラジル山口農園のような中煎りの穏やかな銘柄も、立派なスペシャルティグレード。酸味が控えめで、ナッツやチョコレートの甘みが楽しめる銘柄から始めてみてください。
正しい淹れ方を教えてくれるサポートはありますか?
NOVOLD COFFEE ROASTERSは徳島市マリンピア沖洲にロースタリーを構えており、代表の櫻井健司氏はコーヒーインストラクター1級をはじめとする複数の専門資格を保有しています。豆の選び方や淹れ方に関する知見を、プロの視点からアドバイスできる体制が整っています。ジャパンハンドドリップ選手権の会場にも選出された実績のあるロースタリーで、ぜひ相談してみてください。