コーヒーの好みは、飲み比べないと見つかりません。1種類だけを飲み続けていると「美味しい」までは分かっても、自分が香りを求めているのか、コクを求めているのかが分からないままです。飲み比べセット お好きな3種(各200g)は、NOVOLD の7種から好きな3つを200gずつ選べるセット。ふだん飲む量をそのまま3方向に振り分けて、日常のなかで違いを確かめられます。

飲み比べで分かるのは、どの瞬間か

一口目で違いが出るのは、実は味より香りです。カップを口元へ運ぶ段階で、花のように立ち上がるものと、ナッツやチョコのように落ち着いて漂うものに分かれます。ここがいちばん分かりやすい分岐点。同じ日に2種を並べて飲むと、記憶を頼りにせず比べられます。
中盤では甘さの質が分かれます。キャラメルやブラウンシュガーの方向へ行くのか、果実と蜜の方向へ行くのか。どちらが好きかは飲み比べて初めて言葉になります。
冷めたときは、豆の性格がいちばん露わになる時間帯。浅めに焼いた豆は温度が下がるほど果実感が増し、深めに焼いた豆は輪郭が丸くなって甘さが前に出ます。淹れたてだけで判断しないのがコツです。
余韻の長さと重さも比べどころ。すっと消えるものと、しばらく舌に残るもの。「毎日飲みたいのはどちら側か」を決める手がかりになります。
選べる7種の早見表
| 銘柄 | 味の方向 | 焙煎の傾向 |
|---|---|---|
| ブラジル 山口農園 | まろやかな甘み。ナッツとチョコ系 | 中煎り |
| ブラジル フルッタ アナエロビック ナチュラル | 華やぐ、果実の香り。ワインのような複雑さ | 浅煎り |
| コスタリカ グラナディージャ | シトラスとトロピカルフルーツ。蜜のような甘さと花の香り | ― |
| エチオピア アリーチャ ナチュラル | 花のように、華やか。ベリーと桃 | 中浅煎り |
| グアテマラ エルインヘルト | ベリーとワインのような余韻。蜜の甘さ | 中煎り |
| インドネシア マンデリン エスペシャル | 重厚な、深いコク。スパイスと大地の香り | 深煎り |
| ノボルドエスペシャル(ブレンド) | 深いコクに、華やぎ | 二台の焙煎機を使い分け |
コスタリカ グラナディージャの焙煎度は、商品ページで公開している値がありません。味の方向でお選びください。
挽き方は3袋共通で選べます。豆のまま/粗挽き/中挽き/中細挽き/細挽きの5つから、お使いの器具に合わせてどうぞ。
3種の選び方|軸をずらして選ぶ

3種を選ぶとき、いちばんもったいないのは似たものを3つ選んでしまうことです。違いが出ないと比較になりません。おすすめは「浅い・中くらい・深い」で焙煎度をずらす選び方。たとえばエチオピア アリーチャ、ブラジル 山口農園、インドネシア マンデリン エスペシャル。同じ器具・同じ淹れ方でも、カップの中身がまるで違います。
もうひとつは精製方法でずらす選び方。ナチュラル(果肉ごと乾かす)とウォッシュド(果肉を洗い落としてから乾かす)では、甘さの出方が変わります。この違いそのものを知りたい方は、コーヒーの精製方法を全解説|ナチュラル・ウォッシュド・ハニー・スマトラ式・アナエロビックの味の違いをどうぞ。
迷ったときは、いつも飲んでいる方向を1つ、正反対を1つ、その中間を1つ。慣れた味が基準になるので、残り2つの違いがくっきり見えます。品種や産地が味にどう効いてくるかは、コーヒー豆の品種・産地・焙煎の関係|種類で変わる味と香りのガイドで整理しています。
NOVOLD の焙煎|二台を使い分ける

7種がこれだけ違う顔を持つのは、豆の産地だけが理由ではありません。理由のもうひとつが、性格の異なる二台の焙煎機。ドイツ製・1971年製の Probat UG22n は半熱風式で、深く焼き込む豆を受け持ちます。もう一台の Loring S35 Kestrel は対流式。単一のバーナーで焙煎と排煙焼却を同時に行う特許技術「Flavor-Lock Roast Process™」を備えた焙煎機です。温度・時間・ファン速度は0.1℃、1秒単位で自動制御(PID制御)されます。

焙煎を担当するのは三代目の焙煎士・櫻井健司。二台の詳細はProbat UG22n × Loring S35 Kestrelのページにまとめました。
200gずつ届いたら、どう飲み分けるか
200gは、1杯あたり豆15gで淹れる計算でおよそ13杯分。3種で40杯近くになります。淹れ方の基準は豆15g/湯250ml(比率1:16.5)/蒸らし30〜45秒/合計3分00秒。湯温は浅めの豆で90℃前後、深めの豆で85℃前後を目安にしてください。
比べるときは淹れ方を揃えるのが鉄則。器具も挽き目も湯温も同じにして、豆だけを変える。条件がひとつでも動くと、何の違いを見ているのか分からなくなります。
飲む順番は浅い豆から深い豆へ。逆順にすると、深煎りのコクが舌に残って浅煎りの繊細な香りが分かりにくくなります。とはいえ3種を同じ日に飲みきる必要はなく、1種を数日ずつ、記憶が残っているうちに次へ移るくらいの間隔でも十分。
お試しパックとの違い

NOVOLD には、同じく3種を選べるお試しパックもあります。違いは容量と条件の2点。お試しパックは各100gで、お一人様2回までのご購入とさせていただいています。飲み比べセットのほうは各200g。ご購入の条件は商品ページの記載をご確認ください。
初めて NOVOLD の豆に触れる方、まず味の方向だけ確かめたい方はお試しパック。すでに何種か飲んでいて、生活のなかでじっくり比べたい方、あるいは1種あたり2週間ほどのペースで飲みたい方は飲み比べセット。この分かれ方が素直です。
逆に、飲む銘柄がもう決まっている方には向きません。定番が固まっているなら、その豆を200gで買うほうが無駄がない。飲み比べセットは「まだ決まっていない」状態を楽しむためのものです。
よくある質問
Q. 3種はどう選べばいいですか?
焙煎度をずらすのがいちばん分かりやすい方法です。浅め・中くらい・深めから1つずつ。同じ淹れ方でも違いがはっきり出ます。慣れた味を1つ入れておくのもコツ。それが基準になって、残り2つの個性が見えやすくなります。
Q. 挽き方は3袋バラバラに選べますか?
挽き方は3袋共通でお選びいただきます。器具が1つなら問題ありませんが、豆のまま買ってご自宅で挽くと、豆ごとに挽き目を変えられます。
Q. 200gはどのくらい持ちますか?
1杯あたり豆15gなら、200gでおよそ13杯分。毎朝1杯のペースで2週間ほどです。3種あるので、1種ずつ順に飲めば1か月半近く楽しめる計算になります。
Q. 送料はどうなりますか?
送料の扱いはご注文金額やお届け先によって変わります。最新の条件は商品ページとご利用ガイドでご確認ください。
NOVOLD COFFEE ROASTERSの強みは、性質の異なる二台の焙煎機を豆ごとに使い分ける「温故知新」の哲学にあります。
ドイツ製の Probat UG22n が受け持つのは、深く焼き込んだ豆の厚みのある味わい。
最新鋭 Loring S35 Kestrel は、精密な熱風制御で焙煎ムラを抑え、煙の影響を排した焙煎を行う設計です。
新旧二機を三代目・櫻井健司が焼き分け、浅煎りから深煎りまで、それぞれの豆が持つ最良の表情に仕上げます。




